13号でもオシャレをしなければ

13号になってしまったアラフォーデブのファッションあれこれ

【スーツ】おすすめキャリアスーツ④ジャケットオーダー編

先にも書いたように、ジャケットは適当に測ったサイズのバスト寸で渡される。

羽織ってこれはダメだと思ったので、私はもう1サイズ小さくしてもらった。

正直それでも大きいなと思ったが、プロがこれで行こうというので素直に従う。

 

袖巾はゆとりがあるが、袖口はなんだか大きい気がする。

しかし袖口を小さくすると、袖巾に対して太すぎて

袖巾が太く見えすぎる危険があるので、そのままにして、袖口を1cm伸ばした。

袖口は本切羽にしようかと思っていたが、鳩目ボタンのボタンホール刺繍が

あんまり奇麗じゃないというより汚かったので、やめて3つボタンにした。

4つ重ねるのもできるけど、全体的に柔らかく仕上げたかったので3つに。

ボタンホールはなしである。

袖底を少しあげてもらった。袖底は上がったほうが腕が動かしやすい。

上げすぎると食い込んで痛いので程々に。

上げすぎると袖巾の太さとのバランスも悪い。

でも上げないと動かしにくい。袖、おそるべし。

 

身頃について、まずは正面から。

第1ボタンの上の襟の返しが変だったので、ボタンホールを1cm上げてもらう。

それに合わせて、バストで着丈を取られた分の、第1ボタンより上の部分で5mm

前丈を出す補正をしてもらった。この2点は店員さんの勧めだ。

 

デブはいかりがたというよりなで肩の印象だと思うが、

そうなると肩パッドは入れたほうがだらしなさが軽減する。

よって、5mmの標準肩パッドを入れてもらった。1cmにしたかったがやめた。

肩幅を5mmずつ入れましょうという提案に対しては、がっつり入れてもらった。

これも入れすぎると、肩先から二の腕に対して丸いカーブになってしまうため

どこまで入れるかはギリギリの範囲を探さなければならない。

エストの絞りの位置も、店員さんの勧めで2cm上げる。

スタイルアップにつながる。

 

ここで横を向いて、前下がりを1.5cm出してもらった。

花菱の標準の肩は、着た時のぱっと見が裾上がり床に対して平行なので

私は前下がりを1.5cm付けたほうがすっきりすると思う。

スカートの時にも書いたが、正方形ではなく長方形に見えるようにするためである。

 

それに合わせて、第2ボタンホールを少し下げるべきだったのに、

忘れてしまった・・・。明日1cm下げられるか聞いてみようかな。

 

エストの絞りについてだが、店員さんが控えめに3cmほど詰めてくれたが

もっと取ってくれと要求した。

前のボタンが止まって変なしわができないギリギリのラインに。

なぜそうするかと言ったら、ボタンを閉めるシーンよりも、開けて着ることが多いからだ。

開けてきたときに、あまりウエストにゆとりがあると、ダサいからである。

着丈全体を2cm、4cmカットするなどということもできるので

スカートを長くした分、着丈を短くする案も浮上していたが、

長方形!!と思って着丈はあえて標準通りにした。

 

また、採寸用のシルエットは全体的に四角く作られているので、裾回りも少し出す

ようにしてもらった。これで、正方形から少し砂時計型になったはずである。

 

襟はピークドラペルなども選べるが、ノッチ位置を1.5cm上げてもらった。

本当はノッチの傾きを少しゆるくして、格好よくするとか

ハーフピークドラペルみたいにしたかったけど、そこまではサービス外だそうだ。

襟の形はかならずノッチをあげてもらおう。レトロにしたいならそのままでいいけど。

 

ラペル襟の幅は標準が8cm。1cmほど細くする方がおすすめだそうだが

考えてほしい。デブの箱は大きいのである。細い人の身頃に細い巾が合うなら

太い人の身頃に細い巾の襟がついていては変である。そのままにしよう。

 

身頃は総裏にしてもらった。世の中には背裏が多いが、実は縫製工程は背裏のほうが多く

裏地が全部ついている方が、生地が傷みにくい、縫製しやすい(きれい)

インナーの生地やウエストとの段差を拾わない、などメリットが多い。

店員さんも言っていたが、背裏は言うほど涼しくない。

 

というわけで、今考えるともう1サイズ小さいジャケットを着て採寸した方が

ゴールに近づきやすかったんじゃないかとも思うが、おおむね満足である。

 

テーラード襟巾はそのまま、ノッチは1.5cm上げる

・肩幅はギリギリ奇麗なところまで小さくする

・デブは肩パッドは入れよう

・袖巾はそのまま、袖丈1cm伸ばして、袖底少し上げる。袖口巾そのまま。

・ラペルはデブなのでそのままの幅。

・着丈は短すぎると長方形のシルエットにならない。

・床水平にならないように、前下がりを1.5cmしっかりつけよう。

・それに合わせて第二ボタンの位置を下げる。

・ウエストはボタンが閉まって奇麗に着られるギリギリまで細く。

・ウエスト位置は2cm弱上げる。その分裾回りは少し出して砂時計シルエットに。

・ラペルの襟返り点に合わせて第一ボタン位置を調整する。

あとは生地の質感があがってくるとどうなのか。

 

お楽しみは10月上旬。またご報告します。